こんにちは、ぐるめ夫です。
今回は飲食店ではなく、山梨県内のクラフトビールの紹介です。

実はわたくし、根っからのビール党。
山梨では時折ワインに浮気することもありましたが、それでもビールは毎度飲んでいました。
そんなビール大好きなわたしが忖度せずにおすすめできるポイントをまとめました。
山梨県内のクラフトビールをいろいろと試してレビューしています。
どれも個性豊かで、おいしいのでそれぞれ紹介・おすすめしていきます。
2025年前半時点での醸造所はほぼすべて網羅していますので、ぜひ参考にしてください。
あくまで飲んだ商品を個人的な感想で評価していますので気になったものはぜひ自分で頼んで飲んでみてください。
記事の後半では料理とのペアリングなども説明しているので最後まで読んでもらえると嬉しいです。
それでは行ってみましょう!!
山梨のクラフトビール一覧と評価
OUTSIDER BREWING(アウトサイダーブルーイング)
SASQUATCH スタイル:American IPA


香り ☆☆☆
苦味 ☆☆
飲みやすさ ☆☆☆☆
ホップの香りが立っていて、口当たりも優しくスイスイと飲み進めることができる。
苦味は少なめで後に残らないIPAらしさがしっかりと出ています。
こうしたサッパリ感がオーストラリア人好みなんでしょうか。
ブルワリーの情報
オーナーはオーストラリア人のマーク・メイジャー氏。
日本と甲府の街を好きになり、開業を決意したそうな。
地産地消、サステナブルを意識した食材利用を行っています。
Hops And Herbsというタップルームが2階にあります。
毎回行くと海外のお客さんが多いことに驚きます。
営業時間は9:00~17:00。日曜日が定休日。
タップルームの場所も貼っておきます。
オーストラリアン バーの2号店ができるようなのでそちらも楽しみなブルワリーです。
公式サイト:OUTSIDER BREWING | 山梨・甲府の街のクラフトビール
富士桜高原麦酒
シュヴァルツ ヴァイツェン


香り ☆☆
苦味 ☆
飲みやすさ ☆☆☆
富士桜の黒いビールを飲んでみました。
思ったよりも苦味は少なめ。
やや酸味のあとに酵母の甘味がくるような構成。
後味はそこまで残らないので、飲みやすい。
ブルワリーの情報
こちらのブルワリーは、県内外のいろんなイベントに出店しているので知っている方も多いのでは?
1997年に富士のふもとにブルワリーをオープンしてから27年もの間、ビールの製造にこだわってきた歴史があります。



各種ネット通販や甲府駅のビル内でもお買い求めできるので手に入りやすいのも魅力。
ふるさと納税でも取り寄せられます。
贈答用などもありますので、ご自宅用にもどうぞ!
特に「ピルス」、「ラオホ」、「ヴァイツェン」はWorld Beer Awardsなど数々の受賞歴がある看板商品。
ぜひ手に取って飲んでみてください!
公式サイト:トップページ – 富士桜高原麦酒
Far Yeast Brewing(ファーイーストブルーイング)
月の出エール スタイル:ゴールデンエール


香り ☆☆
苦味 ☆☆
飲みやすさ ☆☆☆☆
こちらは大月産の大麦と北杜市のホップを掛け合わせたオール山梨ビール!
ややフルーティなフレーバーが特徴的。
こちらのビールはゴールデンエールなだけあり、口当たりが優しく大変飲みやすいです。
天気のいい休日の昼に飲みたくなる1本でした。
ブルワリーの情報
こちらのブルワリーは山梨県小菅村にあります。
2011年に会社が設立されたため14年の歴史があります。



もともとは東京に経営母体がありましたが、移転したようです。
さらに和の食卓に合わせたビール「馨和 KAGUA」や、国産ジンなど精力的に新商品の開発を試みています。
商品リンクを貼っておきますので、興味がある方はどうぞ。
タップルームは東京五反田、熱海、福岡などに出店しており、自社ビールにあう料理が楽しめます。
気になる方は下のサイトをチェックしてみてください。
公式サイト:Far Yeast Brewing
Obina Brewing(オビナブルーイング)
HOP SHINE スタイル:DDH IPA


香り ☆☆
苦味 ☆☆☆☆
飲みやすさ ☆☆☆
とにかくホップが強い1本でした。
はじめの口当たりは微発泡とスパイシーさが際立っていますが、後半からじょじょにどっしりとした苦味が口の中に広がります。
味わいの変化が楽しいので、料理と合わせなくてもこのビール単品で楽しめます。
ブルワリーの情報
2022年に甲府市下帯那町でオープンしたこちらのブルワリー。
サンフランシスコとシアトル出身の2人のアメリカ人がアメリカンスタイルにこだわったクラフトビール造りに日々取り組んでいます。
甲府市内のイベントやお祭りにも精力的に出店しています。



昨年には甲府駅前の大通り近くにタップルームをオープンさせており、いま勢いがあります。
公式サイト:オビナブルーイング&エールハウス:山梨県甲府市のクラフトビール – Obina Brewing
八ヶ岳ブルワリー
TOUCH DOWN スタイル:ピルスナー


香り ☆☆
苦味 ☆☆☆
飲みやすさ ☆☆☆☆
香りは控えめな代わりに、口当たりが良く爽やかな苦味が通り抜ける味わい。
黄金色に輝く色合いが素晴らしい。
全体的なバランスが良いので、ビールが苦手な方にもお勧めしやすいピルスナーです。
ブルワリーの情報
こちらのブルワリーは1997年に北杜市の清里高原で醸造所をオープンしました。
キリン一番搾りを開発した山田一巳氏が創始者だというのが驚き。
八ヶ岳の麗水を使って麦芽のうまみを引き出すことにこだわりを持っており、ドイツ発祥の伝統手法「デコクション」を採用しています。
おなじく清里エリアにある「萌木の村ROCK」はブルワリー直営のレストラン。
TOUCHDOWNシリーズが生ビールで飲むことができますし、大人気のビーフカレーは一度は食べる価値あり。
公式サイト:八ヶ岳ブルワリー | 山梨県北杜市のクラフトビール醸造所
万珍醸造
DAIZIE DENKIE スタイル:Hazy IPA


香り ☆☆☆☆
苦味 ☆☆
飲みやすさ ☆☆☆☆
まずラベルの芸術点が高いです。おしゃれ。
他のブルワリーと異なるオーナーのセンスが光っています。
ビールはとても香り高く、Hazy IPAですが、苦味は控えめ。
後味には、甘みも残るような味わい。
単品でも楽しめます。
ブルワリーの情報
万珍醸造は、北斗市にあるブルワリー。2022年にオープンしています。
隣には若手アーティストの作品が展示されている倉庫があり、他のブルワリーとは少し違う異彩を放っています。
さらにブルワリーは中華料理店ともつながっており、こちらでビールと中華をあわせていただくことができます。



もちろんブルワリーで角打ちもできます。
オーガニックワインやジンなどその他スピリッツも取り扱っていますが、こちら特有なのは「メスカル」を数多く販売していること。
実際恥ずかしながらこちらに行くまでこのお酒の種類を知りませんでした。
観光にもぴったりなこちらのブルワリー。
興味がある方はぜひ訪れてみてください。
公式サイト:== MANGOSTEEN TOKYO ==
PERSONA BREWERY(ペルソナブルワリー)
E・S・B エキストラ スペシャル ビター


香り ☆☆☆
苦味 ☆☆☆
飲みやすさ ☆☆☆
とっても、バランスの良い1本。
口に入れると甘みが広がり、その後切れ味の良い苦味が来るので、後味が残りません。
この包み込むような優しさが英国伝統なんでしょうか。
ラベルには、クッキーと合わせることもおすすめされています。
ぜひ一度試してみてください。
ブルワリーの情報
2019年にオープンしたブルワリー。
東京出身のオーナー高橋さんが、1995年に転勤で甲府へ来たことがきっかけでした。
甲府駅北口から歩いて10分ほどなのでアクセスは良好。
タップルームが併設されており、ガラス越しにブルワリーの設備を眺めながらビールを飲むことができます。
観光・旅行できたかたはぜひ寄ってみてください!
オンラインショップ:personabrewery STORE
インスタグラム:Instagram
UCHU BREWING(うちゅうブルーイング)
SPACE SHARK スタイル:DDH IPA


香り ☆☆☆☆
苦味 ☆☆☆
飲みやすさ ☆☆☆
今回の商品は、7周年を記念して、イギリスの有名ブルワリーとのコラボになります。
まず初めにしっかりとしたホップの香りが鼻に入ってきます。
少しとろみのある口当たりのビールは、苦味が控えめで、グレープフルーツのような果実みがあるような味わいになっています。
長らく人気になっているのも納得できます。
最近は価格が高騰してますが、ぜひいちど飲んでみてください。
ブルワリーの情報
いまや大人気ブルワリーとなった宇宙ビール。
その人気は全国区になっており、入手困難にホップを強く感じる特徴的なビールは入手困難な場合もあります。
タップルームは北杜市と東京虎ノ門にあります。
現在サイトリニューアル中です。
サイト見るとMusic Videoがありました。新しいことやってますね・・・。
公式サイト:UCHU BREWING(うちゅうブルーイング
ふじやまビール
ピルス


香り ☆☆
苦味 ☆☆
飲みやすさ ☆☆☆☆☆
1番人気のピルスは、まろやかな味わいでスーッとのどまで入ってくるようなビールです。
苦味は少なめで後味に甘味とわずかに酸味が残ります。
ビールがあまり得意でない人にもオススメしやすい1本です。
ブルワリーの情報
富士吉田にあるふじやまビール株式会社は1L缶でクラフトビールを売っているのが特徴的。
レストランも経営しており、こちらではカレーやハンバーグ、ピザなどいろんな洋食が楽しめます。
お土産として購入もできるので、立ち寄った方はぜひご購入ください。
公式サイト:ふじやまビール – ふじやまビール
Nori’s BEER
アメリカンペールエール


香り ☆☆☆☆
苦味 ☆☆☆☆
飲みやすさ ☆☆☆
今回いただいたこの商品。
しっかりとしたホップの香りと口に入れた直後から、がつんとくる苦味が印象的です。
後味がくどくならないような上品な味わいになっており、ブリュードックなどの海外ビールが好きな方は好みの味じゃないかと思います。
ブルワリーの情報
こちらのブルワリーは、山梨県の市川三郷町にあります。
2023年に代表の佐野さんが立ち上げました。



まだできて間もないブルワリーですが、既に昭和町にタップルームをオープンしています。
Japan Great Beer Awardsを受賞したビールも複数あり、かなり行く先が期待されるブルワリーです。
個人的に味も好きですし、またタップルームにも行ってみたいです。
公式サイト:Nori’s Beer-ノリズビア-|山梨県峡南地域初のクラフトビール専門店
ビール好きのための山梨クラフトビールガイド
山梨のクラフトビールを堪能できる販売店、お店
現在いろんな販売店で山梨のクラフトビールが購入できます。
ですが、現地民しか知らないおすすめのお店2つと販売店を1つ紹介します。
クラフト甲府
甲府駅から南に行くと新しくできた小江戸花小路という観光エリアがあります。
この近くにあるのがクラフト甲府。
公式サイト:Home – craftkofu
山梨県内のクラフトビールをはじめとして常時8種類ほどのクラフトビールが楽しめます。
電子マネーやカードも使えます。



1人でも気軽にサクッと飲めるのが魅力なお店です。
サッカーなどスポーツ実況もモニターで見れるので、ハブの側面もあります。
スポーツ好きなひとにもおすすめ。



こちらは別の記事でも紹介しているので、よければ参考にしてみてください。


NAP bed and lounge
こちらは甲府の商店街から少し離れた路地裏にあります。
ゲストハウスにバーが併設されているスタイル。



おしゃれな雰囲気に包まれながらクラフトビールとハンバーガーが楽しめます。
甲州ワインビーフ100%のパティは絶品。
大事なことなのでもう一度言います。おしゃれです。
ここを知っていれば甲府で通ぶることができるのでおすすめです。
気になった方は下の公式サイトへどうぞ。
酒のディアーズ 朝気店
自宅やお土産用にクラフトビールをお買い求めの方にはぜひ立ち寄ってもらいたいお店がこちら。
お店に入って奥のケースに県内外のクラフトビールが数多く取り揃えてあります。
特に人気が高騰して県外では入手しづらい宇宙ビールなどもこちらで購入できます。
海外のクラフトビールが置いてあることもあります。
発売してから入荷が早いので、新商品をチェックできるのも嬉しいところ。
もちろんワインや日本酒の揃えもいいので、合わせて購入もできます。
山梨のワイン、一升瓶ワインを格安で通信販売 酒のディアーズ・浜松や酒販
ぜひ行ってみてください。
山梨のクラフトビールと料理のペアリング
ビールに合うおすすめ料理
王道のものといえば味の濃い肉料理や、タイ料理などエスニックな料理。
いろいろ調べるとわかりやすいサイトがあったので、こちらを貼っておきます。
クラフトビールはどんな料理と組み合わせればいいの?クラフトビールの基本と料理とのペアリング入門 – E・レシピ
クラフトビールを楽しむためのTips
クラフトビールの正しい飲み方
よく勘違いされているかたが多いのが、クラフトビールはよく冷やしたほうがおいしいという誤解。
クラフトビールの種類によりますが、ほとんどが6℃から15℃で飲むのがおすすめとされています。
香り、風味がたつ温度がそれぞれ違うんですね。
SAPPOROの直営サイトで細かく説明されていてわかりやすかったので、こちらも参考にしていただければ幸いです。
ビールの温度って何℃がおいしい?種類別の適温を一覧で紹介! – サッポロビール直営オンラインストア「シュパーク」
山梨以外の人気クラフトビール紹介
個人的におすすめなのは宮城県の「BLACK TIDE BREWING」、鳥取県の「ひみつビール」。
下の記事でも詳細に紹介しています!


まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は山梨県のクラフトビール一覧を紹介しました。



これは飲んでみたい!という1本に出会ったらぜひ購入してみてください。
ほかにも山梨のおすすめ飲食店を紹介しています。
こちらも興味があればどうぞ!
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